チバリーヒルズ高校白書3

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高校時代の思い出といえば部活をあげる人が多いと思う。

スポーツを通して人間関係などが形成されるのが高校の部活だ。

そんなマルゲリータピザのように熱く濃厚な部活編を回想してみよう。


第3話 〜部活編〜

高校の入学式を終えた4月上旬。

新入生は基本的に部活への加入が義務付けられている。

RYOの高校はど田舎だったので生徒の非行防止の為に部活への参加を強制していた。

まあ名目上の国民の三大義務である勤労の義務みたいなもんだ。

新入生には体験入部という制度があり1ヶ月程度は興味のあるクラブに自由に出入りできる。

俺は中学から続けていた剣道部に体験入部してみる事にした。

道場に足を踏み入れた瞬間の事を今でも鮮明に覚えている。


キャー新入生来たよ!!

中に入ってって!!!


なんと超可愛い先輩の女子部員が数人で出迎えてくれた。

剣道という泥臭い雰囲気など微塵もない。

まるで北朝鮮喜び組のようだ!!


こんな可愛い女子がいたら毎日パラダイスだぜ!


俺はすぐに剣道部に体験入部することにした。


しかし俺の決断が誤りだった事に気付くのに時間はかからなかった。


俺の体験入部した剣道部はお試しでも入ってしまえば先輩からの圧力によりほぼ強制的に本入部となる。


当初は愛想の良かった女子部員は入部後は全く話をしなくなった。


同期の部員はスポーツ推薦という特殊な形で入部しており特別待遇を受けていた。

そのため俺がディスられる事はあっても交流する事はなかった。


奴らはスポーツ推薦で中学時代から既に合格が決まっていた為に俺たちよりも数ヶ月も早く部活の練習に参加していたようだ。

そのため先輩たちとも人間関係が完全に出来上がっていた。


練習以外では誰とも話をしない状況が続く。


可愛い先輩には空気のような存在として扱われた。


それに加えコミュ障の俺は次第に部内で孤立し始め部室の外で生活をするようになった。


しかも土日も練習で休みは無く毎月高額の部品まで徴収される。


部員は皆洗脳されて大して強くもないのに365日、休み無く部活動に参加するのが美徳という意識の人間が大半であった。


今考えればその辺のブラック企業よりよほどひどい。


俺は無断欠勤という最悪な形で部を去る事になった。